ヨガと宗教

アメリカ人がヨガを語る時、よく耳にするのが、「もともとヨガはインドで発達し精神性を中心とするものだったが、アメリカに来た途端にエクササイズ・ビジネスになってしまった。」と、ちょっと自嘲した感じのコメントです。

アクロバットただ私が観察している限りにおいては、アメリカのヨガは日本に比べたら、ずっとスピリチュアルを重んじていると感じます。クラスの最初では多くのインストラクターがマントラを唱え、数分精神的な話をしたりします。ティーチャーズトレイニングでは、ヒンズー教の教義を学ぶ時間も結構ありました。

でも私の70代のお師匠様によると、彼女が40年前にヨガを始めた頃は、特にイーストコーストにおいては、ヨガをしていると言っただけど、変な新興宗教か邪教にかぶれていると眉をひそめられたし、オームと唱えただけで席を立って帰る人もいたそうです。

最近の傾向としては、反対に宗教を見失い毎週教会に行かなくなった世代が、心のよりどころを求めてヨガに傾倒しているように思います。昨日書いた「アメリカのセレブ・ヨガ・ティーチャー」で、アメリカでは、過去に問題を抱えていたインストラクターの方が、その過去をオープンにすることにより、よりフォロワーを得ているという内容で書きましたが、そのひとつの理由は、やはり多くの人が、ヨガに対して心の拠り所を求めているためなんだと思います。

日本の場合は、オームの影響もあったのでしょうが、反対にできるだけヨガを宗教性から切り離してエクササイズの位置づけにしようとしているように思います。

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