ヨガ界でも広がる#MeTooムーブメント

アメリカでは今#MeTooムーブメントが広がっています。過去にセクハラに合った女性が次々とMe Tooと言ってカミングアウトしているのです。一番有名どころでは歌手のテイラースイフトがラジオのパーソナリティーにスカートに手を入れてお尻を触られたことを訴えて、反対に名誉毀損で訴え返されましたが、さらに賠償金はたった1ドルでいいとして訴え返して勝利しました。その後も次々と女優、さまざまな分野での有名人、ホテルの従業員などの一般女性がカミングアウトし、映画界、テレビ界や政治界の大物が次々と姿を消し、企業も謝罪と社内ポリシーの刷新を迫られています。

そして最近、ヨガ界のインスタ女王として有名な通称ヨガガール、レイチェルがブログに寄せられた男性インストラクターからのセクハラ行為を訴える多くの声を掲載しました。http://rachelbrathen.com/metoo-yoga-stories/

ヨガジャーナルでも取り上げています。

https://www.yogajournal.com/lifestyle/prominent-yoga-teachers-share-their-metoo-stories

ヨガ界では、何年も前から度々レジェンド級の男性グル、インストラクターのセクハラ行為がスキャンダルとして表沙汰になってきました。最近では、ホットヨガ、ビクラヨガ創設者のビクラム・チョードリー。アヌサラヨガ創設者のジョン・フレンド。現代ヨガの父とも言われているクリシュナマチャリアの孫T.K.V.デシカチャー師の息子Kausthubデシカチャ ー(Dr. Kausthub Desikachar)。アイアンがーと並ぶクリスマチャヤの愛弟子パタビ・ジョイス、クリパルヨガのAmrit Desai、などなど、枚挙にいとまがありません。

2018年1月号のTIMEがPerson of the Yearそてひ、#MeToでカミングアウトした人たちの特集を組みました。これを読むまでは、私も、セクハラで訴えている人って案外、過剰反応なんじゃないか?とか、訴えられた男性も大変かも、などと思っていたのですが、一つ一つの事例を読んで女性たちの証言に嘘はないと確信しました。それは彼女らの心理的な葛藤が私の20代の頃の体験と一致するものがあったからです。

彼女たちの体験談を読みながら、忘れていたあの頃の体験が蘇って来ました。

私の体験は幸い身体的なものではありませんでしたが、、、。23歳の頃の話です。当時YMCAの日本語教師海外派遣プログラムで台湾に日本語教師として派遣されていた時のことです。台湾で3番目の富豪と言われていた政治家&企業家の豪邸に1年ほどホームステイをさせていただいていました。その後、日本語教師仲間とアパートを借りて引っ越したのですが、間もなく、ホームステイ先のお父さんから夕食の誘いの電話がかかってきました。ホームステイ中は、家族同然に非常にお世話になったので、断るのも失礼と思いましたが、何か嫌な予感もして女友達に一緒に付いて行ってもらいました。

指定されたレストランでは、お座敷の個室に案内されました。彼は友達が同席したことに、驚いたようでしたが食事が進むに連れて、なんとなく3人とも打ち解けて来た頃に、彼は私の友達がいるにも関わらず私に「私のおめかけさんになりませんか?」と言いだしたのです。もうビックリ仰天で、私はとっさに「私にはボーイフレンドがいますし、私の家族の方針として結婚するまでは絶対に男性とそのようなことはできません。父が怒りくるいます。」と答えました。すると彼は「私には産婦人科や美容整形の友達がいて、いくらでも処女膜を再生できるから大丈夫。」とサラリと言うのです。私の友達にも「よかったら私の友達を紹介するから4人でどうか。」と言うのです。とにかく辞退してレストランを出ましたが、一人で行っていたら一体どんなことになっていたかと、実際に体が震えました。

その日から数ヶ月は町を歩いていても彼に拉致されるのではないか、誰かに見張られているのではないかという恐怖心が消えませんでした。なんと言っても台湾ではテレビにも出ているような大物政治家でしたから日本の小娘など、簡単に抹殺されてしまうのではないかと真剣に思っていました。

TIMEやヨガガールに寄せられた女性たちの声も、そこが共通点でした。どこかに訴えようとか言う以前に、実際に殺されるのではないか、業界から抹殺されるのではないか、と言った恐怖心です。それから、何か自分にも落ち度があったのではないかと自分を責めてしまうことも共通点でした。

今、考えたら、本当に一笑に伏せる話ですが、若い女性にとっては、恐怖心は現実なのです。

今、アメリカでは、ようやく多くの業界が真剣にこの問題に取り組もうとしています。 日本では、伊藤詩織さんの件も含め、声を挙げてもつぶされる圧力がかかったり、強姦された女性が声を挙げられない状態が続いています。文化の違いもあるでしょうが、女性が泣き寝入りしない世の中になって欲しいです。

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