そのポーズができるか?ではなく、やる必要があるのか?を自分に問う

この記事は前回、他の記事と一緒に短く紹介しましたが、とても深くて良い教えなので、改めてもう少し詳しくまとめてみました。

9月14日 One size doesn’t fit all
一つのサイズでは全ての人に合わない

”One size fets all.”というのは、日本の洋服のフリーサイズのことです。否定形にして、「洋服のフリーサイズのように、どんな人にでも合うフリーサイズのようなヨガはない。」というのをもじっています。

筆者は70歳のヨガ・インストラクターのインドラ・モーハンさんです。

樹木には6つの段階があります

樹木には6つの段階があります。1.種 2.種が芽吹く 3.若木が木になる。 4.季節の移り変わりと共に、花が咲き、実を成し、葉を落とす。 5.老木となり、枯れ木となる 6.種を残す。

この6段階は生きとし生けるもの全てに共通している自然の過程です。

ヨガの練習も、この人生の段階をリスペクトしなければなりません。クリシュナマチャリア(Krishnamacharya「現代ヨガの父」とも呼ばれている人物)は、特に成長、変化、衰えの3つの時期に分け、ヨガがこの人生の3つの時期に合わせて変化するべきだと説きました。

男女ともに、同じステージを歩みますが、女性はホルモンの変化により、男性よりも変化を感じやすいです。現在、女性たちは、さまざまな健康問題を抱えており、残念なことに、それが、その人には合わないヨガの練習によって悪化することもあります。

ヨガは柔軟性が重視されすぎて筋力が犠牲になり、女性の健康に、特に年齢とともに逆効果になることも、しばしばです。

身体的にも心理的にも安定性の方が、ポーズの深さや柔軟性よりも、はるかに大切です。70歳になった時、足を頭の上に持ち上げることよりも、身体的にそして精神的に安定し健康であることの方が大切です。

現代のポーズ中心のヨガは単一的で、極端な柔軟性を求める動き、早い動き、不自然なアライメントが偏重されています。それが良いとか悪いとかではなく、それが自分にとって必要かどうかに気づくことが先に来なければなりません。

人生を通して健康健全であることをサポートするためのヨガが必要です。

70代の二人の師匠から学んだこと

私の敬愛する二人のヨガの師匠は、ともに70歳です。二人とも、まだアメリカでヨガがこんなに人気が出る前からヨガをしています。当時、アメリカでは、ヨガをしていると人に話すと、怪しいカルトでもやっているかのような目で見られたそうです(特にEast Coastでは)。この二人の師匠を見ていると、ヨガを続けること、続けられるヨガをすることの大切さをつくづくと感じます。

彼らは、今までたくさんのヨガインストラクターが、たとえば、ヘッドスタンドを長時間やりすぎて、首を永久的に痛めたり、ハヌマナサナで180度の開脚を続けて、股関節に決定的なダメージを受けてヨガから遠ざかって行った人たちをたくさん知っているそうです。

私自身は、もともとが柔軟な方ではないので、少しでも開脚を広くしようとか、もう少し前屈を深くしようと練習を重ねすぎて、結局は怪我につながってしまったことが何度かあり、ようやく、50代になって、自分の限界を学ぶというよりも、180度開脚できることが「なんぼのもの?」それが自分のエゴに過ぎないことを学びました。それよりも、自分のできる範囲で股関節をほぐして、その日、一日を気分良く過ごせるとか、息子たちとハイキングを楽しめるとか、これからも毎日ヨガを続けられることの方がよっぽど大切だということを最近は特に感じます。

 

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