足を使わないと脳も失われる

脚は脳と神経細胞の健康に大切

「老化は足から」と、よく言われていますが、最近実際に科学でそれが証明されました。2018年の神経科学雑誌Frontiersに発表されたリサーチ結果によると、後足のみの動きを制御したネズミ(後足が動かない意外は自由に動きまわれる)と、そうでないネズミを28日間後に多くの哺乳類で神経幹細胞の健康を維持する役割と神経幹細胞が新しい神経細胞を作る役割をする脳室下帯と呼ばれている脳の部分を観察しました。

すると後足の動きを制御したグループでは神経幹細胞が70%も減少していました。さらに一部の神経細胞が未発達のままであったことを発見しました。

特に負荷をかける脚のエクササイズをすることで、脚の筋肉が脳に信号を送り、健康な神経細胞の生成を促がすことが証明されました。また神経系の病気を患った人たちが、動くことがままならなくなった途端に、急速に症状が進行してしまう謎を解く鍵にもなりました。(Science Dailyより)

実際に私の周りでも、それまで非常に元気だったお年寄りが、腰や脚を骨折した途端に、一気に弱って亡くなってしまったという例を少なからず目や耳にします。

私の父は若い頃は体が弱く長生きできないと言われていたそうですが、毎日毎日2時間の散歩を欠かさず、92歳で天寿を全うしました。ところが大学時代はバスケットボールの選手だったという義理の父は現在87歳ですが、毎日テレビの前に何時間も座っているだけの生活で、脚は棒のように細くなり、歩くのも危なっかしくなり頭も一気にボケてしまいました。

ヨガで重力をフル活用

下の動画は宇宙飛行士のスコット・ケリーが1年の宇宙ミッションから戻ってきた時のものです。歩くのももままならないのがわかります。

無重力の状態で長期間過ごす宇宙飛行士に体調管理で最も難しい課題は、いかに筋肉の退化を防ぎ、姿勢のコントロールと安定力を維持するかで、宇宙ステーションではさまざまな運動を毎日続けているにもかかわらず、地球生活復帰までには、かなりの時間がかかるそうです。

毎日のヨガは重力と自分の体重という負荷を使って脚の筋肉を使うので老化防止にも、とてもいいです。また、左右の手を同じように使うことは、脳の活性化にとてもいいそうですが、ヨガの場合は体全体の左右を同じように使うので、これまた脳と体の健康には良いに違いありません。

‘Use it, or lose it.’ 「使わなければ、失われる。」

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